yamaken1343’s blog

技術ブログもどき

ArduinoでIIDXコントローラを自作

きっかけ

※この記事は本家4級、BMS2段の初心者が書いています。

キーボードでBMSするの楽しいんですけど、やっぱり専用コントローラでゲームしたいわけです。ばちばち鳴らして音ゲーしたいですよね?

しかしながら専コンは売ってないし、本家に1000円も投入してないのに海外コンに3万も払うのはばかばかしく感じます。あとMacなので動くか不安。

じゃあ自作しかないので自作しましょう。

コンセプト

  • 形は公式に準拠させる

  • 金をかけない

  • 見た目にはこだわらない

  • プレイ出来ればいい

  • がんばらない

材料選定

基板

自作キーボードについてのネットの記事を探してみると、だいたいASCII製5鍵コンの基板を乗っ取って作るのが主流のように思います。しかしながらそもそも売ってなかったりPSのコネクタからUSBに変換しなければならなかったり難しいはんだ付けが要求されたりなのでコンセプトに合いません。今時のマイコンは簡単に入手できてファームも簡単に書けるのでArduinoを使用することにします。しかしながら純正は高いですね。安くあげるといえば中華製。AliExplessで互換品のProMicroを調達します。小さいので組み込み向けですし、とくに複雑な手順を踏まなくてもキーボードとして動作できるのが決め手でした。

ja.aliexpress.com

ボタン

三和ボタンとか芝ボタンとかで盛り上がるところでしょうが、前者はひとつ1000円、後者はひとつ500円と高いわけです。 安物といえば中華製。そこでまたもやAliExplessで調達します。 ja.aliexpress.com

マイクロスイッチ

調達したボタンに付いてきたマイクロスイッチは固すぎて腱鞘炎不可避なのでなくなくオムロンのVX-5-1A2を調達してきました。押圧0.25Nでここだけゲーセン仕様になりました。

スプリング

調達したボタンに付いてきたスプリング、黒鍵と白鍵で押圧が異なることに気がついてしまいました。見なかったことにしました。(いずれ交換するかもしれません)

適当にロータリーエンコーダ買うかと思ってたら5鍵コン見つけてしまったのでこれを使うことにします。

外装

アクリルとか加工頼むと高いし自分で穴開けるのは面倒なのでALL木材。塗装とか何か貼ったりとかも面倒なのでパスします。

その他

リード線とかユニバーサル基板とかは適当に調達します。仮組用のブレッドボードとかも調達します。

かかった金額まとめ

1$ = 120円としてます。

調達先は上の2つ以外梅澤無線電気です。

材料名 単価 個数 価格
ProMicro $ 3.53 1 424円
ボタンセット $ 21.66 1 2600円
マイクロスイッチ 172円 7 1204円
抵抗100本入り(220オーム) 154円 1 154円
抵抗10本入り(4.7kオーム) 64円 1 64円
ブレッドボード 108円 3 324円
リード線 194円 2 388円
ユニバーサル基板 86円 1 86円
ジャンパワイヤ 162円 2 324円
みのむしケーブル 162円 1 162円
1x4材 198円 1 198円
5鍵コン 324円 1 324円
合計 6252円

リストに載ってない天板は家に転がっていたベニヤです。

5000円くらいに収めたかったですがブレッドボードとかはまた使えるのでよしとします。

安いメカニカルキーボード買えたなあと少し思います。

製作

天板製作

適当に図面書いてその通りにベニヤを切ります。 寸法は

http://vjedo.web.fc2.com/

を参考にさせて頂きました。

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皿部分について

自分が解説するよりわかりやすいと思うので参考にしたサイトを貼って終わりにします。 mell0w-5phere.net 多分ここがわかりやすいかなあって思います。フォトインタラプタ、とか ロータリーエンコーダ、とかで検索すると詳しくわかると思います。

無残に解体された5鍵コン f:id:yamaken1343:20180526163740j:plain

基板製作

ProMicroのデジタルピンに鍵盤のマイクロスイッチ 、アナログピンにフォトインタラプタの出力を繋ぎます。

完成した基盤は天板の裏に端材を貼り付けてネジで留めておきます。

素人なので適当です。 f:id:yamaken1343:20180602213652j:plain f:id:yamaken1343:20180602224521j:plain f:id:yamaken1343:20180602223956j:plain

ファームウェア

Arduinoに書き込むソフトウェアです。 Arduino LeonardoでINFINITAS用の変換器を作る | darekasannetのブログ これを参考に書きました。githubに置いてあります。 github.com

外観、皿

1x4材で枠を作って天板を乗っけて釘で留めます。

皿は用意できなかったので段ボール工作になりました。

裏蓋は無しです。

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以上。完成です。おめでとう

感想

  • 見た目がクソダサい。 凝ると無限に金がかかるので、我慢できない人は海外コンを買うべき
  • 黒鍵と白鍵の重さが違うのと、たまに皿が変な反応する(触ってないのに連打される)意外は良好
  • 段ボール皿、プレイ感は違うけどめちゃくちゃ軽いので楽しい
  • というかこれ作ってから1週間くらいたつけど忙しくて全然プレイできない

結論

どうしても皿をうまく作るのは(見た目、感触)キツいと思います。専コン欲しい人で

  • どうしてもゲーセンに近づけたい人 -> 買った方がいい
  • 金が無限にある人 -> 買った方がいい
  • 見た目にこだわりたい人 -> 買うか無限の金をかけて自作
  • 金が無いけど知識がない人 -> 全然作れるから作れ
  • DP環境欲しいけど10万も出せない人 -> このクオリティなら1万かからないで作れる

レッツ自作ライフ